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eriaと感じる地球   ~足跡×道しるべ~

社会人になるまでほとんど友達と旅行にも行ったことのない、コテコテの箱入り娘が友人の死をきっかけにバックパッカーになったお話。 ただ、読むのではなく、感じながら一緒に地球を歩いてくれたら嬉しいです

【足跡】16話

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前回までのお話👇【足跡】15話 - eriaと五感で感じる地球 ~足跡×道しるべ~

 

 

父親の目線】

 

ホテルに戻り
ゆっくりとシャワーを浴びて
ベッドに横たわった


枕が少々高いことを除けば快適だ

 

 


翌朝起きると妻は窓際のソファーに腰掛け
竜太の写真を握り締めながらバンコクの街を眺めていた

 

 


きっと、ほとんど眠っていないんだろう

 


am10:00


現地の保険会社の人が迎えに来てくれた


これから警察病院にいる竜太に朝の挨拶に行く予定

 


窓から見えるスタバに朝食を摂りに行き

coffeeを飲んで,のんびりした時間を過ごした

 

 

 

一旦ホテルに戻って出かける準備をした

 

出かけるといっても今日は警察病院に行ったあとは 夕方までフリータイム

 

簡単に身支度を済ませ、ホテルのロビーに行くと 保険会社の担当者は、すでに到着してボクたちを待っていた

 

 

 

警察病院までは歩いても、わけない距離だが用意してくれた車に乗り込み 5分ほどで警察病院に着いた

 


ギラギラしたタイの太陽が降り注ぐ

今日も、とても暑い

 


竜太は、どんな場所で ボクたちを待っているんだろう?


10分くらい待たされただろうか、ボクたちが待っていた日陰の脇にある 青いトタンの扉が開かれた

 


囲われた場所だからか、日陰なのに 風が通らず、とても蒸し暑い

 


奥の遺体安置所から、ストレッチャーに 乗せられ、竜太が出てきた

 


ぼくたちの前まで来て、顔に被せられていた 布が捲られた

 

 

唖然とした・・・ あきらかに一昨日の竜太と違う

 

濃い紫色になってしまった皮膚

 

形のない眼球


妻は立っていることができずに しゃがみ込んで泣き叫んでいる

 

タイでは死んでしまった肉体は、あくまでも亡骸


『輪廻転生』の考えのもと、すぐに新しい命に 生まれ変わっているために遺体を大切に扱うという 習慣がないのだ

 


竜太が発見され、タイの暑い気候の中1日半の間、 特に何も施されることなく、今まで過ごしたんだろう

 


お国柄を恨むことはできない

タイで出会った人は、みんな優しく、笑顔が素敵な 温かい人ばかりだ

 

どんな姿になっても、竜太は竜太

 

しかし、あまりにも無残な姿だった

 

 

 

 

 *上記の内容は引用した分が含まれています。
本人の許可を得た上で公開しています。

 

 

 

 

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