【足跡】13話
前回までのお話👇
【足跡】12話 - eriaと五感で感じる地球 ~足跡×道しるべ~
【父親の目線】
銃声を聞きつけ、応援のボートが着いた
冷たい川から竜太が引き上げられ、ボクたちのボートに乗せられた
吹き付ける風が
竜太に被せられたシートをめくり,その度に青白い顔が見え隠れする
声にならない嗚咽を繰り返す妻にボクは
見つかってよかったよな?
竜太は俺たちが探したから、ちゃんと出てきてくれたね
うん、、、うん、、、、、
何回も何回も頷く妻
日本を出発する際
ボクたちはタイに何日間滞在するのか予想もつかなかった
それを証拠に飛行機の帰りのチケットは
90日間有効のそれを予約していたのだ
それが現地に到着して2時間も経たないうちに竜太はボクたちの前に現れてくれた.........
ゲストハウスに程近い桟橋には
たくさんの人が竜太を出迎えてくれていた
やっと、暖かい地上に帰ってくることができた竜太
しかし、タイの気温と風習が竜太とボクたちを苦しめることになるとは、この時にはわからなかった
今ランキングに参加しています。
みなさんの1クリックが励みになります
応援していただける方はページ上下にある球体の足跡マークを1日1回クリックしてくださると嬉しいです